松尾英和です。
ゆったりとしたペースで連載をしております
複業物語
今日は、エピソード6となります。
時期でいうと、2011年。
ちょうど、”3・11”東日本大地震があった年。
震災直後は、コーチングという雰囲気ではなかったのですが
震災から2、3カ月経過すると
震災を機に、改めて自分の人生について真剣に考えられる方が増えていきました。
プロコーチ養成スクールの課題である
「100人コーチング」を、お一人、お一人に行わせていただく日々が続きます。
そして、1月に開始した100人コーチングは
ご紹介もいただいたおかげで、11月には完了できました!
100人もの方にコーチングをさせていただけるなんて
本当に、ありがたい、ありがたい。
しかし、「お金を払ってもコーチングを受けたい!」とおっしゃってくださった方は
100人やって、わずか5人ほどでした。。。
当時のプロコーチ養成スクールは9カ月のプログラムで
震災の影響で延長になって、終了が11月。
11月にスクールが終了して
僕のイメージでは「一年後、大阪に帰る」という目標が達成している
予定でしたが・・・
実際には、全然達成できない様相でした。
このままでは、無理。
で、ここで初めて気がつきました。
コーチングがうまいだけでは、ビジネスにはならない
ということです。
そもそも、お客さま(クライアント)は
コーチングがうまいかどうかなんて、気にしていません。
いえ、プロとしてある程度「うまい」なんてことは最低限のことです。
そして、コーチングをプロとして行うにあたっては
✅ コーチングを受けると、どんな素晴らしいことが起こるのか?
✅ そもそも、クライアントさんの課題を明確にできているか?
✅ その課題に対しての解決策や、解決した未来が明確に提示できるか?
ということが、求められます。
もちろん、すっごい人柄がよかったり
カリスマ的な魅力があって
こうしたプロセスをすっ飛ばしても、売れていく人はいますが
残念ながら、僕は人柄も並で、カリスマ的な魅力など皆無です。。。
なので、コーチングのスキル以外に
ビジネスについても学ぶクラスに出ることにしました。
クライアントさんは誰か?
そのクライアントさんは、現状、どんな状態なのか?
そして、コーチングを受けることで、どんな素晴らしい未来になるのか?
10年経って、やっとこれらの質問がいかに重要で
基礎であり土台になるのかが、わかります。
そして、問い続けるべき質問であることも、今ならわかります。
2011年末には、大阪に戻る予定だったのに
結局、戻れず、独立できず。。。
中途半端な状態で、一年が経過。
2012年を迎えることになります。
エピソード7に続きます